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本日の読了本。

ノンストップホラーというふれこみですが、自分にとっては止まりまくり。
主人公が超人気ゲームクリエイター、しかも美形で金持ち、そのうえ美人の婚約者まで。
こんな奴がどんな酷い目にあおうが全然感情移入できましぇん(笑)。
著者お気に入りの女性プロファイラーってのも全然キャラがたってないし。
ていうか設定は凄腕のはずなのだけど、作中の言動からは単なるマヌケにしかみえないんですが。
ところで、このキャラの原型となったのが、元FBIの凄腕プロファイラー「黒猫」というキャラらしいのですが、
著者は、乾くるみの『Jの神話』に「黒猫」ってキャラが出てくるのを知っているのでしょうか。思いっきりかぶっている感じなんですけど。
鈴堂美音子と龍堂亜紀子ってなんとなく名前も似てるしなあ…。
ま、そもそも『Jの神話』の「黒猫」ってキャラも『低俗霊狩り』(奥瀬サキ)の「流香魔魅」を連想しちゃうんだけど。
ちなみにストーリーですが、ホラーとしてもミステリとしても中途半端、ラストはあらかじめ予想していたうちの最もつまらないところへ着地しています。